北海道エアシステム、サーブ340Bラストフライトは12月 民間機最後

北海道エアシステム、サーブ340Bラストフライトは12月 民間機最後

ニュース画像 1枚目:北海道エアシステムが最後まで運航するサーブ340B「JA02HC」
© 北海道エアシステム
北海道エアシステムが最後まで運航するサーブ340B「JA02HC」

北海道エアシステム(HAC)は、保有するサーブ製SAAB340B-WT型、機体記号(レジ)「JA02HC」の最終運航を2021年12月中と発表しました。現在、HACで運航されているサーブ340Bは、国内の航空会社で運航されている最後のサーブ機です。これを記念し、HACは11月からオリジナルの木蓋付きステンレスタンブラーを300個限定で機内販売する企画を予定しています。

HACはサーブ製の機材を最大3機保有し、北海道内または札幌と東北地域を結んできました。3機のうち、機体記号(レジ)「JA03HC」は2020年12月下旬にラストフライトし、整備などを経て2021年5月にアメリカに売却済みです。また、「JA01HC」は2021年9月にラストフライトし、鹿児島空港の日本エアコミューター(JAC)施設で売却前整備が実施されています。

民間機として運航されるサーブはHACが最後です。これ以外、国内では海上保安庁がSAR(サーチ&レスキュー)を目的としたサーブ機を運航しており、官公庁で残り4機のみとなります。

なお、HACは2021年9月29日(水)、サーブの後継機となるATR-42-600型の3機目をトゥールーズで受領。日本に向けたフェリーで、すでに鹿児島に到着しています。この機体を拠点の札幌・丘珠空港に配備すると、HACが予定していた更新機の受領が完了します。

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