ドバイ・エアショー展示のボーイング777X、会場へ 初の国際飛行

ドバイ・エアショー展示のボーイング777X、会場へ 初の国際飛行

ニュース画像 1枚目:ボーイング777X イメージ
© Boeing
ボーイング777X イメージ

「ドバイ・エアショー 2021」で展示されるボーイング777Xが2021年11月9日(火)、会場のドバイ・ワールド・セントラル(DWC)が所在するアール・マクトゥーム国際空港へBOE1便として飛行しています。アメリカ以外の国際空域を飛行するのは、このフライトが初めてです。出発したボーイング・フィールドからDWCまでは直線距離で11,980キロメートル(km)ですが、航路から13,000kmほどを飛行する計画です。

ボーイング777Xは2機種あり、ドバイに展示される機体は777-9の「N779XW」です。航続距離は13,500kmで、性能の上限近くまで飛行します。エンジンはGE9Xを搭載しており、これまでの777型に搭載されていたGE90-115Bエンジンと比べ燃料消費量10%削減する設計が採用されています。

主な特徴は、炭素複合材で作られた非常に長い主翼の先端は折りたたみ式ウィングチップが採用されており、駐機中は上部方向に折り畳み、飛行中は広げた形です。飛行中は71.75メートル(m)、駐機時は64.82mになります。エアショーではこうした機能もアピールされると見られます。

今回のエアショーでは、777Xをベースにした貨物機の開発を正式発表されるかも注目されます。

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