現在、ポケモンのキャラクターが描かれた飛行機が3機、活躍しています。ソラシドエアは「ナッシー」、スカイマークは「ピカチュウ」、AIRDOは「ロコン」と、ポケモンキャラクターを描いた特別塗装機を運航しています。年末年始の空港・飛行機を利用する際に、チェックしておきたいポケモンの特別塗装機を紹介します。
ソラシドエア「ナッシーリゾートin宮崎号」
ソラシドエアのポケモン特別塗装機には、キャラクター「ナッシー」が描かれています。ボーイング737-800型の機体記号(レジ)「JA812X」で運航されています。2020年12月から運航し、運航期間は就航から1年半の予定。特別塗装の期間は残り半年です。
デザインは、機体右側に「ナッシー」、左側は「アローラナッシー」と、左右異なるデザインが描かれています。
機内でも、「ナッシー」と「アローラナッシー」を描いたヘッドレストカバーが全席に用意されています。さらに客室乗務員はオリジナルエプロンを着用して機内サービスを実施しており、南国・宮崎の雰囲気をポケモン・キャラクターとともに楽しめます。
「ナッシーリゾート」号の運航スケジュールは発表されていません。ソラシドエアが定期便を運航する全10空港に乗り入れており、これまでのところ羽田/宮崎線が最も多く、羽田/熊本線、羽田/鹿児島線、羽田/長崎線、那覇/神戸線、羽田/大分線、羽田/那覇線の順で続きます。
スカイマーク「ピカチュウジェットBC」
スカイマークのポケモン特別塗装機には、ポケモンで最も有名なキャラクターの1つ、「ピカチュウ」が描かれています。ボーイング737-800型の機体記号(レジ)「JA73AB」で運航され、2021年6月に就航しました。
描かれている「ピカチュウ」は、風船と共に空を飛び、楽しげなピカチュウたちが胴体の左右にそれぞれ描かれています。
機内には、「ピカチュウ」を描いたヘッドレストカバーが全席に用意され、特別塗装機限定のオリジナルデザイン・キットカット、紙コップなどが提供されます。客室乗務員が着用するエプロンにも、ポケモンたちが登場。機内BGMやアナウンスも「ピカチュウ」を楽しめるように工夫されています。
運航スケジュールは、特設サイトで前日〜翌日までの3日間分が紹介されています。最も多く投入されている路線は、羽田/那覇線で、ついで那覇/下地島線、羽田/福岡線、羽田/新千歳線と続きます。羽田と那覇を中心とした路線で投入され、スカイマークが運航する全国の空港に運航されています。
AIRDO「ロコンジェット北海道」
AIRDOのポケモン特別塗装機は、ボーイング767-300型の機体記号(レジ)「JA607A」に「ロコン」が描かれています。2021年12月1日(水)、新千歳/羽田線で就航しました。
描かれているのは、きつねポケモンの「ロコン」です。機体の左右はデザインが異なり、左側には冬の北海道をイメージさせるマイナス50度の冷気の息を吐くことができる「アローラロコン」が、右側には「ロコン」が描かれています。
機内では、シートのヘッドレストカバーは、3席並びの左右にロコンたちがくつろぐ様子、中央には覗き込むロコンたちがお出迎えをしてくれます。「ロコン」のポケモン図鑑番号にちなみ、37列目だけは、2匹のロコンたちがデザインされたヘッドレストカバーが並んでいます。また、客室乗務員はロコンが描かれたオリジナルエプロンを着用し、ロコンが描かれているオリジナル紙コップでドリンクサービスします。
運航スケジュールは、特設サイトで前日〜翌日までの3日間分が紹介されています。羽田発着の新千歳、函館、旭川線で主に運航するほか、帯広、釧路、女満別線にも投入されます。このうち新千歳、函館、旭川の3空港には「ロコンジェット」のフォトスタンドも設置されます。
ポケモン3機ならぶことはあるの?
さて、この3機が並ぶことはあるでしょうか?各社の就航地から可能性があるとすれば、羽田空港でしょう。ただし、スカイマークは第1ターミナル、ソラシドエアとAIRDOは第2ターミナルを利用し、駐機中に綺麗に3機が並ぶことは期待できません。それでも3機を一挙に見れるとすれば、ソラシドエア「ナッシーリゾート」号とAIRDO「ロコンジェット」の2機が駐機し、スカイマーク「ピカチュウジェット」が離陸、または着陸するという限られた環境でしょう。そんな機会に出会えたら、非常にラッキーです!