アラブ首長国連邦(UAE)空軍とダッソー・アビエーションは2021年12月3日(金)、最新型ラファールF4を80機購入する契約を締結しました。署名式典は、フランス訪問中のアブダビ皇太子、マクロン大統領が出席して開催されました。最新型ラファールF4の輸出は、この契約が初めてです。UAEはミラージュファミリー戦闘機を保有していますが、この近代化に合わせ、新たな戦闘機の導入を進めます。
ラファールのUAEへの輸出が決まったことを受け、ダッソー・アビエーションはこの機種の製造に携わるフランスの約400社にも大きな波及効果があると歓迎。UAEはラファールの購入を一度は白紙にしたものの、2015年から交渉を再開し、官民合同で取り組んだ「チームフランス」による過去最大の輸出案件を獲得したことで、さらに産業基盤が確立されるとコメントしています。
ダッソーが製造するラファールは、中古機を含めインド、エジプト、カタール、ギリシャ、クロアチアへ輸出、あるいは導入予定で、UAEで6カ国目となります。