新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染が世界各地で拡大していることを踏まえ、各国は渡航制限や厳しい規制など水際対策を強化しています。
アメリカは、入国に必要な陰性証明が「3日以内」から「1日以内」に強化。フランスとイギリスは不要だった陰性証明が必要になり、出発前の48時間以内に検査を受ける必要があります。日本に対しては、香港が12月3日より「GroupB(中リスク国)」から「GroupA(高リスク国)」に変更し、非香港居民は入国できなくなりました。オーストラリアは、日本から隔離なしでの入国を認める規制緩和を12月1日から15日に先送りすると発表しています。
このタイミングでの海外渡航を検討される方は多くないと思われるものの、人気の渡航先13カ国の入国制限措置早見表を現在の状況に更新しました。
(この表で想定している渡航者とは、日本国籍を有する成人、ワクチン接種2回完了して2週間経過、空路かつ直行便を利用、短期間の滞在のために入国する者です。)
明るいニュースとしては、延期にはなりましたが、11月では入国できなかったオーストラリアが、12月15日よりワクチン接種を完了した日本人に対して特定の州(ニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・首都特別地域のキャンベラ)への入国を認めるようになることです。ビジネス出張者だけでなく、観光客も含まれ、主要都市のシドニーやメルボルンに隔離もなく滞在できます。
今後も、変異株の感染拡大や第6波など、まだまだ海外旅行の計画を立てづらい日々が続くかもしれませんが、最新情報をお伝えしていきます。なお、各国の最新状況は随時発表されていますので、外務省や大使館の公式サイトを確認してください。