ドイツ空軍向けのエアバスA321neoLR型2機のうち、1機目がハンブルクのルフトハンザ・テクニークに到着しました。ドイツ空軍での登録は「15+10」で、民間機としては「D-APLB」が登録されています。2機目の「15+11」も数週間以内にハンブルクにフェリーされる予定です。
ドイツ空軍のA321neoLRは、部隊輸送、議会関連での輸送業務、緊急医療などさまざまな任務に対応します。ハンブルクでは、想定されている任務に対応するため、機内を改造する予定で、作業終了後の再納入は2022年後半の予定です。ドイツ空軍は、短・中距離から長距離までA321neoLRで飛行任務に対応します。
機内の改造では、内部を4つの構成とし、乗客の最大の輸送能力は136席を想定しています。集中治療が必要な患者輸送には最大6名に対応し、軽症・中等症の病気・負傷者の輸送では12名に対応します。患者輸送では、さまざまな組み合わせが可能な患者輸送ユニット(PTU)を備えます。
ドイツ空軍は部隊輸送・人員輸送・緊急医療などに対応する輸送機としてエアバスA310型を1機、A319型を3機、A321型を1機、A340型を2機、A350型を1機保有しています。このほか、グローバルエクスプレスも7機、保有しています。