オーストラリア向け初のMQ-4Cトライトン、胴体と主翼接合

オーストラリア向け初のMQ-4Cトライトン、胴体と主翼接合

ニュース画像 1枚目:製造中のトライトン
© Northrop Grumman Corporation
製造中のトライトン

ノースロップ・グラマンは2021年12月、オーストラリア向け初のMQ-4Cトライトンの胴体に主翼取り付けを完了したと発表しました。このMQ-4Cはオーストラリア空軍(RAAF)が運用し、P-8Aポセイドンを補完する運用に加え、アメリカ海軍のトライトンとデータ共有などが予定されています。

オーストラリア初のMQ-4Cは自律型の高高度長時間滞空偵察(HALE)システムとして24時間以上にわたり、陸と海の重要な情報収集・監視・偵察(ISR)データを収集します。計画では、アメリカとオーストラリアの両国は高度な自律性と人工知能/機械学習を実装した情報共有の共同開発プログラムを進めます。

オーストラリアが導入するトライトンは、アメリカ海軍、オーストラリアなどのチームで構成する統合テストチーム(ITT)が開発を手がけているIFC-4仕様です。IFC-4は情報、監視、偵察、ターゲティング(MISR&T)のミッションセンサー機能がそれまでのIFC-3からアップグレードされた仕様です。

製造中のトライトンは2023年に受領、2024年にはオーストラリアに配備される計画です。トライトン配備により、オーストラリア空軍はP-8Aを補完するだけでなく、北から南極大陸までをカバーし、幅広い海上の自律的なISR任務を可能にします。

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