全日本空輸(ANA)のボーイング777-200ER型機、機体番号(レジ)「JA709A」は2022年1月26日(水)、離日しました。ANA9433便として、7時30分前に福岡空港を滑走路34エンドから博多湾へ向かって離陸、日本海側の上空を飛行し、離日しました。アンカレジへ向けて飛行しており、さらにアメリカ本土へ向けてフェリーされます。
「JA709A」は、2021年1月末から1年超にわたり福岡空港に駐機されていました。プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のPW4000エンジン問題を受け、飛行できなくなっており、退役フェリー便は福岡から出発する珍しい事例になりました。PW4000エンジン搭載機の退役は3機目です。
この機体はエバレット工場で製造され、2000年6月5日(月)に初飛行。同年6月中にANAが受領し、約22年にわたり一貫してANAで運用されました。2000年の導入時は、胴体のロゴは「全日空」でしたが、2004年に「Indy Japan」開催のステッカーを付けていた際に「ANA」へロゴを変更しました。その後、2006年には「国際線定期便就航20周年ロゴ」などが貼られたこともありますが、ANAの標準塗装が施されて運航されました。
■ANA所属PW4000エンジン搭載機の退役
12/20(月) JA702A:羽田->アンカレジ->モハーベ
1/13(木) JA710A:羽田->アンカレジ->モハーベ
1/26(水) JA709A:羽田->アンカレジ