陸上自衛隊に導入されるV-22オスプレイの8・9機目が2022年2月6日(日)以降、アメリカ軍岩国基地へ船舶で輸送されます。陸自オスプレイは2020年5月、アメリカから岩国基地に海上輸送され、同年7月に木更津駐屯地へ空輸、暫定配備が始まっています。陸自は計17機を導入する予定で、今回の輸送は導入計画の半分に達することになります。
アメリカから日本への海上輸送は2020年5月に2機、2021年1月に5機、それぞれ岩国基地に到着、陸揚げされています。輸送された7機は、2021年5月初旬までに全て、木更津駐屯地へ空輸されています。今回輸送される2機は、2月中旬から下旬にかけて岩国基地の港湾地区に到着、陸揚げされる予定です。
岩国基地までの輸送時は、機体に保護処置が施されており、陸揚げ後に保護解除、飛行前点検と整備、試験飛行などをアメリカ海兵隊が1機ごとに実施し、木更津駐屯地へ空輸されています。なお、木更津駐屯地への空輸は、新型コロナウイルスの感染状況から、アメリカ側の隊員によるフェリー飛行実施などの詳細は決まっていません。