ロッキード・マーティン、米空軍給油機KC-Yに提案するLMXT 製造拠点はモビールとマリエッタ

ロッキード・マーティン、米空軍給油機KC-Yに提案するLMXT 製造拠点はモビールとマリエッタ

ニュース画像 1枚目:KC-Yに提案するLMXT、ベースはA330 MRTT
© Lockheed Martin
KC-Yに提案するLMXT、ベースはA330 MRTT

ロッキード・マーティンは2022年1月31日(月)、アメリカ空軍の空中給油機プログラム「KC-Y」に提案するA330 MRTT をベースとした空中空輸機「LMXT」の製造拠点をアラバマ州モビール、ジョージア州マリエッタの2箇所に決定しました。モビールにはエアバスA320neoファミリーの製造拠点、マリエッタはF-35やC-130などロッキード・マーティンが手がける航空機の製造拠点が所在しています。

2拠点による「LMXT」の製造は、まずモビールでエアバスA330型を製造し、マリエッタで「LMXT」空中給油機としての艤装を実施します。マリエッタには、LMXTの主翼を組み立てる製造ラインも設けられます。

「KC-Y」プログラムは、アメリカ空軍はKC-135ストラトタンカー、KC-10エクステンダーなどの空中給油機を更新計画の第2弾です。第1弾「KC-X」ではボーイング767型をベースにしたKC-46Aが採用されています。ロッキード・マーティンは、すでに14カ国で採用されているA330 MRTTの有用性を生かしつつ、アメリカの空・海兵・海軍の航空機だけでなく、世界の同盟国に対応する空中給油機として提案。アメリカ独自仕様として、空・陸・海・海兵・宇宙軍への統一ネットワークシステム「JADC2」へ対応した上で、空中給油の全自動空対空燃料補給(A3R)システムの装備などを提案します。

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