ANA HD、長距離飛行できるA321LR導入取りやめ A321neoに変更

ANA HD、長距離飛行できるA321LR導入取りやめ A321neoに変更

ニュース画像 1枚目:ANAのA321neo (airbandさん 2018年2月24日撮影)
© FlyTeam airbandさん
ANAのA321neo (airbandさん 2018年2月24日撮影)

ANAホールディングス(ANA HD)は2022年2月1日(火)、エアバスに発注済みのA320neoファミリー導入機種の変更を発表しました。発注済み計18機の機数は変わらず、長距離飛行できるA321neoLR型(A321LR)の導入を取りやめ、現在保有しているA321neo型に機種を統一する変更です。

取りやめたA321LRは、単通路機のA320ファミリーの1機種で、最大航続距離は7,400キロメートル(km)と、新型エンジンを搭載するA320neoファミリーでも航続距離が長く、日本からハワイ・ホノルルやオーストラリアのブリスベンにも就航可能な機種です。A321neoは、ANAグループではANA、ピーチで導入。A321LRはピーチ向けに導入が計画されていましたが、中距離国際線の就航に向けた状況がコロナ禍で不透明なため、A321neoに変更されています。

ANA HDの契約は2019年1月、A320neoを18機発注、その後の2020年1月にA320neoを16機、A321LRを2機に変更。今回、さらに変更され、A320neoを15機、A321neo3機になりました。導入時期はA320neoは2022〜25年度で変わらず、A321neoは2025〜26年度の導入を計画しています。

■ANA HD A320neoファミリー契約、変更の推移
2019年1月 A320neo 18機:計18機
2020年1月 A320neo 16機、A321LR 2機:計18機
2021年2月 A320neo 15機、A321neo 3機:計18機

※配信後に記事の内容を修正いたしました。関係者・読者の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。

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