日本航空(JAL)は2022年2月22日(火)、ボーイング777-200型、機体記号(レジ)「JA008D」をアメリカにフェリーしました。羽田空港からJAL8132便として、ホノルルに向かいました。この機体は、2021年3月末にJALがプラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のPW4000エンジンを搭載するボーイング777型機を全機、退役させ、羽田空港で保管されていました。フェリー便に限り、PW4000エンジン搭載機の飛行が認められたことを受け、アメリカに向かった機体は、これが4機目です。
「JA008D」は、日本エアシステム(JAS)で「レインボーセブン」として1998年6月から運航され、2004年にJAL・JAS統合に伴い移籍。日本国籍で約23年にわたり、親しまれてきました。
運航開始した当時、JASで「レインボーセブン」として約1万点の作品から選ばれたデザインを纏った機体として活躍。JAL移籍後の2004年4月から2005年7月ごろまで「レインボーセブン」塗装のまま、機体後部に「太陽のアーク」のJALロゴが一部に記されて運航されていました。その後、「太陽のアーク」塗装を経て、2012年10月末には鶴丸塗装に変更され、活躍してきました。
■JAL所属PW4000エンジン搭載機の退役フェリー
12/16(木) JA773J:那覇->名古屋(セントレア)->ホノルル->ヴィクターヴィル
1/6(木) JA8979:羽田->名古屋->ホノルル->ヴィクターヴィル
1/26(水) JA009D:伊丹->名古屋->ホノルル->ヴィクターヴィル
2/22(火) JA008D:羽田->ホノルル-> ヴィクターヴィル