ロシア連邦保安庁のイリューシン、米からとんぼ返り 外交官追放受け

ロシア連邦保安庁のイリューシン、米からとんぼ返り 外交官追放受け

ニュース画像 1枚目:日本にも飛来したことのあるイリユーシン Il-96-300 「RA-96019」 (NRT_roseさん 2016年11月3日撮影)
© FlyTeam NRT_roseさん
日本にも飛来したことのあるイリユーシン Il-96-300 「RA-96019」 (NRT_roseさん 2016年11月3日撮影)

ロシア連邦保安庁のイリューシンIL-96-300型が2022年3月5日(土)から3月7日(月)にかけて、ロシアとアメリカ間を飛行し、すぐにロシアへ向けてとんぼ返りしました。RSD88便として運航された便は、モスクワからサンクトペテルブルク、ワシントンD.C、ニューヨークへ飛行し、ニューヨークで数時間の滞在後、再びロシアへ戻りました。ロシアとアメリカが双方とも、上空の飛行禁止を発表していることもあり、Flightradar24ではこのフライトが一時、世界でもっとも多くの人がウォッチする便になりました。

このフライトは、ロシア外交官をアメリカから帰国させることが目的でした。アメリカは国連に出席するロシアの国連使節団に居住特権を乱用し、諜報活動に関与しているとの理由で12名を追放すると通告。3月7日(月)までの退去を求めていました。ロシアの外交官は、アメリカで約100名超が職務にあたっているとみられています。

ニュース画像 1枚目:ヨーロッパの飛行禁止区域を避けて運航されたRSD88便
© Flightrader24
ヨーロッパの飛行禁止区域を避けて運航されたRSD88便
メニューを開く