北海道エアシステムの元「JA02HC」、アメリカへフェリー

北海道エアシステムの元「JA02HC」、アメリカへフェリー

ニュース画像 1枚目:鹿児島空港で駐機中の元JA02HC (記録用さん 2022年2月22日撮影)
© FlyTeam 記録用さん
鹿児島空港で駐機中の元JA02HC (記録用さん 2022年2月22日撮影)

北海道エアシステム(HAC)で使用された最後のサーブ340型が2022年3月8日(火)、アメリカ・バンゴー国際空港にフェリーされました。HACでは機体記号(レジ)「JA02HC」として活躍し、2021年12月29日(水)に本拠地の札幌・丘珠空港に別れを告げ、鹿児島で整備作業が実施されていました。離日時は鹿児島から丘珠空港を経由、その後にアラスカを経由してバンゴーへ到着しました。この機体は、国内の航空会社が使用する最後のサーブ機でした。

HACが使用していたサーブ340B型3機は全て、アメリカのC&Lエアロスペースが購入しています。C&Lエアロスペースは購入した3機のうち、初めに受領した「JA03HC」は現在、貨物機に改修され、アメリカのレジェンズ・エアウェイズで「N458CL」として導入されています。

なお、レジェンズ・エアウェイズはこれまでに5機のサーブ340を導入しています。いずれも日本で使用されていた機体で、日本エアコミューター(JAC)では「JA8703」「JA8704」「JA8594」「JA001C」として運航された4機、そしてHACの「JA03HC」1機で、いずれも貨物機に改修されています。バンガーにはC&Lエアロスペースの世界最大級のサーブ340のMRO施設があり、この拠点で旅客機から貨物機への改修が実施されています。

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