ドイツのレジャー航空会社のコンドルはエイプリル・フールではなく、週明けの2022年4月4日(月)、まさかのしましま模様の機体デザインを採用すると発表しました。横に長い機体の胴体に、横の縞模様のデザインが採用されたことはあるものの、コンドルの新デザインは縦に縞模様。その珍しさから、SNSではロールアウトした機体のデザインに対して、賛否両論巻き起こっています。
コンドルによると、同社の存在意義は「休暇(レジャー)」。その休暇はパラソル、バスタオル、ビーチチェアなど縞模様で表現できると説明しています。こうした背景から着想を得たデザインは、機体の外観の塗装に1機毎に1色を使い、緑、黄、ベージュ、青、赤の5色が採用されています。緑(グリーン)はアイランド(島)、黄(イエロー)はサンシャイン(太陽)、ベージュはビーチ、青(ブルー)はシー(海)、赤(レッド)はパッション(情熱)を意味し、それぞれレジャーの象徴として表現されています。
コンドルは、2019年11月末に以前の親会社で破産したトーマス・クック・グループから離れ、その後は投資会社の支援を得て、独立企業として運航を継続しています。こうした流れから、新たなブランド・デザインやブランド・アイデンティティのテーマを設定。「休暇」を全面的に打ち出し、夏の縞模様が喜びや自由を表現しています。
新しいデザインを纏った機体は、トゥールーズで製造されたA330neoで公開。製造中でエンジンが取り付けられていないものですが、グリーンの塗装が完了しています。さらに、エアバスA321型はイエローの塗装で定期便に投入されています。さらに、近くボーイング757型にレッド、エアバスA320型にも新たなデザインが施される予定です。
Condor Airbus A330-900 and hot new livery. Amazing. Did you like or not ? #Airbus #a330neo #Condor #AvGeek @aibfamilyflight @TLSWatch pic.twitter.com/48kunZbvbX
— Eurospot (@cliper31) April 4, 2022