エア・インディア747、機体記号がインド国籍から抹消 50年の歴史に終止符

エア・インディア747、機体記号がインド国籍から抹消 50年の歴史に終止符

ニュース画像 1枚目:エア・インディアのボーイング747-400 (KRN6035さん 2013年12月28日撮影)
© FlyTeam KRN6035さん
エア・インディアのボーイング747-400 (KRN6035さん 2013年12月28日撮影)

コロナ禍で燃費効率に優れないエンジン4基の大型機(4発機)を世界の航空会社がこぞって退役を進めましたが、エア・インディアのボーイング747-400型が形式的にも退役しました。インドPTIニュースが、インド航空当局担当者の話として、エア・インディア所属で最後の4機がインド国籍から抹消されたと伝えています。エア・インディアは1971年に747-200型を導入し、それから続いてきた約50年に渡るボーイング747の運用を終えました。インドの航空会社によるボーイング747もこれで消えることになります。

エア・インディア所属の最後の747-400は、機体記号(レジ)「VT-ESO」「VT-ESP」「VT-EVA」「VT-EVB」の4機です。4機での最後のフライトは、「VT-EVA」が2021年3月10日にニューデリーから保管先のムンバイへの移動でした。この4機は今後、売却なのか、インドで解体されるかなどは不明です。

エア・インディアは現在、タタ・グループを親会社としています。タタが取得時の発表でエア・インディアの保有機を117機としていました。機種はエアバス製が短・中距離機材のA319型18機、A320型36機、A321型20機、ボーイング製が長距離の777型16機、787型27機で構成しています。

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