ルフトハンザ、初のドリームライナー近く受領 ボーイング、787納入再開へ

ルフトハンザ・ドイツ航空は、初めてのボーイング787型を近く導入する計画です。ボーイングは、787の納入を製造工程などの問題から停止していますが、再開後の1機目としてルフトハンザに引き渡しされる予定です。ルフトハンザはコロナ禍で機材導入計画を変更し、ボーイングが最終組立を終了し、航空会社へ納入出来ていない機体の導入で合意しています。ルフトハンザ初の787は、製造が完了した機体の塗装を塗り替え、引き渡しされます。機体記号(レジ)「D-ABPA」となる予定で、愛称は「ベルリン」と付けられます。

ルフトハンザは、787-9のビジネスクラスは、全席が通路にアクセスできるシートを搭載するなど、受領後にフランクフルトで数週間で客室搭載作業を実施する予定です。ドイツ国内線の定期便にこの機材を投入した後、フランクフルト/トロント線で国際線に投入します。

ルフトハンザ・グループは2022年から2027年まで、計32機の787ドリームライナーを導入する予定です。787の導入で消費燃料量、二酸化炭素排出量の削減も期待されており、環境に優しい次世代機の導入を進めます。