知床の観光船沈没事故、自衛隊による捜索 5/31で終了

知床の観光船沈没事故、自衛隊による捜索 5/31で終了

ニュース画像 1枚目:千歳基地を離陸するU-125A
© 統合幕僚監部
千歳基地を離陸するU-125A

知床半島の沖合で沈没した観光船「KAZU 1」の集中捜索が2022年5月29日(日)から5月31日(火)までの3日間、実施されました。事故発生直後から海上保安庁に協力する自衛隊も、集中捜索に参加しました。航空機は、航空自衛隊救難隊からU-125AとUH-60が参加しました。3日間の集中捜索で、海保のヘリコプターや固定翼機、北海道警察のヘリコプターと共に自衛隊も活動しましたが、残念ながら行方不明の12名の手がかりは見つかりませんでした。陸・海・空自衛隊は4月23日(土)に災害派遣活動を開始し、6月1日(水)の撤収要請を受け、捜索活動を終了しました。

自衛隊は、4月23日(土)の活動初期から空自のU-125救難機をはじめ、海上自衛隊のP-3C哨戒機、空自のE-2早期警戒機やE-767早期警戒管制機、陸上自衛隊のUH-1、空自のUH-60など航空機を投入しました。4月28日(木)以降もU-125、UH-60を1カ月以上に渡り投入し、捜索活動に協力してきました。活動期間中に、のべ87機が投入されました。このほか、海自の護衛艦「せんだい」をはじめ、掃海艇や掃海艦が派遣され、空と海からの捜索活動に当たりました。

なお、行方不明12名の捜索活動は、海保と北海道警が船舶、回転翼機などを投入し、継続されています。

期日: 2022/04/23 〜 2022/05/31
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