日本航空(JAL)は2022年6月、航空サブスクサービスの実証実験第2弾を展開します。このサブスクサービスは、KabuK Styleが運営する旅のサブスクサービス「HafH」会員に提供されます。価格は月額29,800円、月額39,800円、月額82,800円の3種類があります。申込みは6月22日(水)11時から、先着順1,000名を受け付けます。航空券の予約は、宿泊とセットで申し込む条件があり、旅行期間は7月1日(金)から9月30日(金)までです。利用できる路線は、JALの国内線全143路線が対象です。
2022年の実証実験は、「ワーケーション」や「多拠点居住」など、密を避け好きな場所で働き、暮らす新たな移動需要の創出や体験価値の提案を視野に入れた取り組みです。さらに2023年度以降、航空サブスクの恒常的なサービス化をめざしています。
利用できる国内線は、2021年は羽田発着10路線のみを対象とした往復航空券でしたが、2022年は国内線すべての143路線と利用できる路線が大きく広がります。募集人数も第1弾の500名から倍の1,000名。さらに、往復航空券だけでなく片道、周遊の航空券も予約できます。これにより、利用者は自由で効率的な移動、移動時間の短縮につながります。
なお、航空サブスクサービスは、3つの料金プランを3カ月間継続する必要があります。実証実験では、プランにあわせてHafHコインが付与され、宿泊とセットが条件で航空券を予約できます。
JALとKabuK Styleによる2021年の航空サブスクサービス第1弾は、JALの利用路線の分散化効果が確認されています。参加者は20代〜30代の若年層が多く、会社員が68%でした。参加目的は、観光が80%と最も多く、ワーケーションが50%と2番目に多い理由でした。参加者の80%は行き先を完全に決めずに、サービスを申し込んでいます。実際の航空機を利用した目的地は、JALグループ全体の利用客動向と比べ、北海道と沖縄に集中すること無く、デスティネーションの分散化効果が確認されました。
2022年はさらに分散化の取り組みとして、「旅ガチャ」も組み込まれます。参加者は初月に付与される「旅ガチャチケット」を使って1度、それ以降は300HafHコイン消費すると、片道航空券1枚ゲットできるガチャを引く機会が設けられ、通常よりおトクに目的地へ旅行できます。さらに、1200HafHコインで片道航空券5枚ゲットできる、「JALで行く5連周遊旅ガチャ」も用意されています。