エアバス、ベルーガSTへの搭載システム開発 作業時間の短縮へ

エアバス、ベルーガSTへの搭載システム開発 作業時間の短縮へ

ニュース画像 1枚目:ドイツ空軍 CH-53搭載の様子
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ドイツ空軍 CH-53搭載の様子

エアバスは2022年9月、新たに開発した、ベルーガSTに特大貨物を搭載するためのローディング・システムで、テストを実施しました。このローディング・システムは、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースが開発。テストでは、ドイツ軍向けに納入されるCH-53軍用中型ヘリコプターをベルーガに搭載しました。

ローディング・システムは、重量35トンまでの対応と1時間半の搭載作業を目指し、1年半での開発・製造に至りました。実際の積み込み作業では、約10トンのCH-53の胴体上部のメインローター、テールローターを取り外す程度にとどめ、約1時間で完了しました。なお、ベルーガSTが2021年12月に神戸に飛来した際、搭載・降載でクレーンを使って吊り上げる作業風景が見られました。こうした作業と比べ、搭載・降載の時間短縮と、輸送後の整備効率化が期待できます。

ニュース画像 1枚目:神戸に飛来したベルーガと搭載されたヘリコプター
© AIRBUS
神戸に飛来したベルーガと搭載されたヘリコプター

エアバスは、宇宙産業、ヘリコプターメーカー、石油・ガスなどエネルギー系企業などから、特大貨物輸送の需要があると予想しています。

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