陸上自衛隊ヘリ飛行展示チーム「ブルーホーネット」や、「空飛ぶペンタゴン」とも呼ばれる米空軍ナイトウォッチの飛来、2種のA380など今週もたくさんの注目機が飛来しました。直近の2023年5月26日〜6月1日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
5月26日、6月1日・成田空港、中部国際空港
ナショナル・エアラインズ ボーイング747-400BCF型機 「機体記号:N936CA」
2010年まで日本航空(JAL)で「機体記号:JA8086」として運航されていた744が里帰り。貨物機へ改修され、エバーグリーン航空や空中消化機「スーパータンカー」を経て、現在はナショナル・エアラインズで活躍しています。成田への飛来のほか、1日にはグアムから中部国際空港へも飛来しました。
5月27日・ 宇都宮飛行場
陸上自衛隊 TH-480B 「機体記号:62370ほか」
陸上自衛隊 北宇都宮駐屯地(栃木県) 開設50周年記念行事にて、操縦教官で構成するヘリコプターの飛行展示チーム「ブルーホーネット」による演技飛行が行われました。「ブルーホーネット」の登場は、同行事の恒例で、迫力ある飛行で多くの観客を沸かせました。
5月27日・成田空港
ルフトハンザ・カーゴ ボーイング777-F型機 「機体記号:D-ALFK」
CO2ニュートラルフライトの特別塗装機が飛来しました。また、胴体後部には欧州の物流企業「キューネ・アンド・ナーゲル」のロゴマークも描かれています。
5月28日・厚木基地
アメリカ沿岸警備隊 ガルフストリーム G550型機 「機体記号:02」
アメリカ海軍厚木基地へ、沿岸警備隊のガルフストリームが飛来しました。過去には、横田基地や三沢基地へも飛来していますが、同基地へは珍しい来客となりました。
5月29日・関西国際空港
中国東方航空 エアバスA330-200型機 「機体記号:B-5920」
2022年から運航されている「技能五輪国際大会2022 上海大会」の特別塗装機が飛来しました。同大会は終了しており、いつまで運航されるのか注目されます。
6月1日・成田空港
エア・カナダ エアバスA330-300型機 「機体記号:C-GEGC」
同社の日本路線には、現在ボーイング777-300ER型機や787型機が使用されており、珍しいエアバス機の飛来です。定期便での飛来ではなく、香港で行う重整備へ向かう途上で立ち寄りました。
5月31日、6月1日・岩国基地、横田基地
アメリカ空軍 ボーイングE-4B型機 「機体記号:73-1676」
アメリカ空軍が運用する「空飛ぶペンタゴン」と呼ばれる飛行機が、岩国基地と横田基地へ飛来しました。アメリカの国防長官来日に合わせて運航されたもので、1日には次の訪問先であるシンガポールへ向け出発しました。
6月1日・成田空港
アシアナ航空 エアバスA380-800型機 「機体記号:HL7641」
同日からこれまでボーイング747-400型機が投入される機会が多かった、成田/ソウル(仁川)線の昼便へ、A380の投入が開始。2020年2月以来の投入となりました。
6月1日・成田空港
全日空(ANA) エアバスA380-800型機 「機体記号:JA383A」
営業運航へ投入されていない、フライングホヌ3号機「ラー」が約30分間のテストフライトを実施しました。これまでも、2022年2月・5月・9月・12月・2023年4月に飛行しており、今回は約1か月半ぶりの飛行でした。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?