旧ソ連製のイリューシンや、南国ニューカレドニアから羽田への珍客など、直近の2023年6月23日〜29日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
6月23日・成田空港
シルク・ウェイ・エアラインズ イリューシン Il-76TD型機 「機体記号:4K-AZ100」
成田で747貨物機を運航するエアラインとしてお馴染みの同社ですが、旧ソ連イリューシン製の貨物機が飛来しました。2022年12月6日以来の日本飛来で、23日朝に同社が拠点とするアゼルバイジャン・バクーから到着。同日夜にはモンゴル・ウランバートルへ向けて出発しました。
6月24日・函館空港
プレスコット・サポート CASA CN-235-300型機 「機体記号:N768KD」
貨物チャーター事業を展開するプレスコット・サポート社のターボプロップ機が函館空港に飛来しました。同機は2013年から2014年にかけて鹿児島空港や新千歳空港、函館空港に飛来しているほか、同型機が2016年に羽田空港や新千歳空港にも飛来しています。
6月25日・羽田空港
ラスベガス サンズ ボーイング737-700BBJ型機 「機体記号:VP-BTU」
VIP向けのチャーター便を運航し、希少種となった747SPも保有するラスベガス サンズ社。同社の737BBJが羽田空港に飛来しました。2022年11月にもアメリカから東南アジアへ向かう際に羽田へ寄港しており、約7か月ぶりの来訪となりました。
6月25日・北九州空港
ジンエアー ボーイング737-800型機 「機体記号:HL8015」
6月18日から運航を開始した、大人気ドーナツカフェ「ノーティッド (Knotted)」とコラボレーションした特別塗装機が、20日から国際線に就航。これまで、成田空港・関西国際空港・福岡空港にも飛来しています。
6月28日・新千歳空港
エアロK エアバスA320-200型機 「機体記号:HL8540」
2021年4月から、韓国の国内線のみを運航していた同社。7月6日(木)から初の国際線 大阪(関西)/清州線を運航するため、2機目の保有機を受領し、そのフェリーフライトの途上で新千歳空港に飛来しました。
6月28日・羽田空港
ヴァージン・オーストラリア ボーイング737-700型機 「機体記号:VH-VBZ」
同日から羽田/ケアンズ線の運航を開始。すでに羽田線投入用の737-8-MAX「VH-8IA」を受領済みのため、運航開始までの数週間程度のみ貴重な737-700が投入されています。
6月29日・羽田空港
エアカラン エアバスA330-900型機 「機体記号:F-ONET」
普段は成田線を運航している南国ニューカレドニアのエアカランが、羽田空港に飛来しました。同日朝にヌメアから到着、夜に再びヌメアへ出発しています。チャーター便で運航されたものと見られますが、羽田空港には初飛来となりました。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?