新潟空港を拠点とするトキエアは2023年6月4日、那覇空港で整備作業などを行なっていたATR72-600型機の1号機「機体記号:JA01QQ」が新潟空港に到着したことを明らかにしました。当初、5月29日に到着することを発表していましたが、台風2号などの影響により延期となっていました。これにより、同社の拠点空港である新潟空港に、2号機「JA02QQ」と共に保有する2機が揃った形です。
また、運航事業者(航空会社など)へ付与される“2レターコード”および“3レターコード”も発表に。“2レターコード”は国際航空運送協会(IATA)によって定められるもので、トキエアには「BV」というコードが割り当てられました。ちなみに“2レターコード”は、基本的に「早い者勝ち」で希望のコードを取得するため、新興の航空会社ではいわゆる語呂合わせのようなコードを取得することが難しいのが現状。全日本空輸(ANA)では、1952年に前身の「日本ヘリコプター輸送」から取った「NH (Nippon Helicopter)」であるのに対し、1996年設立のスカイマークでは「BC」といった具合です。対して“3レターコード”は、国際民間航空機関(ICAO)が定めており、今回は会社名の頭文字である「TOK」を取得しました。
これらコードは運航に必要なもので、また予約システムなどにも使用されるため、今回の取得により運航開始にまた一歩近づきました。同社では、引き続き6月30日(金)の運航開始に向け、準備を進めるとしています。