防衛省統合幕僚監部は、2023年7月13日に航空自衛隊とアメリカ空軍と九州西方空域で「日米共同統合爆撃機訓練」を実施したことを明らかにしました。前日12日に北朝鮮からICBM(大陸間弾道ミサイル級)のミサイル1発が発射されたことを受け、即応態勢の確認を行ったとしています。防衛省では、訓練の様子を空撮した動画も合わせて公開しています。
訓練に参加したのは、空自・築城基地(福岡県)所属のF-2戦闘機4機と、アメリカ空軍のB-52Hストラトフォートレス戦略爆撃機、KC-135ストラトタンカー空中給油機それぞれ1機です。B-52は、アメリカ・ルイジアナ州バークスデール空軍基地の第20遠征爆撃飛行隊に所属する機体と見られます。この機体は「自由で開かれたインド太平洋戦略」の爆撃機任務のため、グアムのアンダーセン空軍基地へ展開していました。12日に日本の南東にてエマージェンシー宣言し、横田基地へダイバートした第5爆撃航空団(ノースダコタ州マイノット空軍基地)所属のB-52H「機体記号:61-0018」とは別部隊です。
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