ウクライナ・キーウを拠点とする「スカイアップ」は、2023年12月15日に羽田空港までチャーター便を運航しました。使用されたのは、エコノミークラスのみ189席仕様のボーイング737-800型機「機体記号:UR-SQG」です。
飛来した機体は、1999年に中国西南航空へデリバリー後、中国国際航空などで活躍し、2019年からスカイアップで運用されています。737-800の初期生産機であるため、コクピット窓上部に“天窓”を設置。一方で、737MAXで採用されている「スプリット・シミタール・ウイングレット(上下に別れたウィングレット)」が後付けされるなど、今となっては貴重な“天窓”付きながら最新鋭設備が装備されています。
チャーター便には、現在ポーランド・ワルシャワを臨時拠点としているウクライナのサッカークラブチーム「FCシャフタール・ドネツク」の選手や関係者らが搭乗。18日に国立競技場で開催された、「ウクライナ復興支援チャリティーマッチ」へ参加のために来日しました。Jリーグ・アビスパ福岡と対戦し、2対2の同点で試合が終了しています。「FCシャフタール・ドネツク」は、ウクライナ・プレミアリーグ王者であり、UEFAチャンピオンズリーグ2023-24のグループステージでは、スペインの名門FCバルセロナに勝利したことが話題となっていました。
同チームのオフィシャルスポンサーがスカイアップであることから、今回の飛来が実現。ポルトガル・ポルトでの試合後に出発し、ジョージア・トビリシ、カザフスタン・アルマトイを経由し、給油時間などを含む約18時間かけて羽田空港へ到着しました。
До зустрічі у Японії!
— ⚒FC SHAKHTAR DONETSK (@FCShakhtar) December 14, 2023
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