ルフトハンザドイツ航空は2023年12月19日、短・中距離向けの新型機としてボーイングとエアバスへそれぞれ次世代機を発注したことを発表しました。同社がボーイング製の小型機を導入するのは、約30年ぶりです。
発注の内訳は、ボーイング737-8-MAX型機の確定発注が40機・オプション60機の計100機と、エアバスA220-300型機の確定発注が40機・オプション20機の計60機、エアバスA320neoファミリー40機分のオプション購入権です。
ボーイングがルフトハンザドイツ航空へボーイング小型機を納入するのは、1995年のボーイング737-300型機の最終納入以来、約30年ぶり。1967年以降、146機の737を納入していました。ルフトハンザドイツ航空では、2016年に737を完全退役させて以降、エアバスA320シリーズへ統一していただけに、今回の737-8-MAX発注は注目を集めました。
A220-300はルフトハンザグループとして、スイスインターナショナルエアラインズがすでに導入していますが、ルフトハンザドイツ航空が導入するのは初めて。フランクフルトとミュンヘン発着の短距離路線を担当する、ルフトハンザ・シティが運航を担う計画です。ルフトハンザグループが約450機を運用しているA320ファミリーは、今後数年以内に納入される71機のA320neoおよびA321neoに加え、今回のオプション購入権の確保により需要動向に応じた補強をするものとしています。