A380から転用「新・A320neoファミリー最終組立工場」、初号機を引き渡し

A380から転用「新・A320neoファミリー最終組立工場」、初号機を引き渡し

ニュース画像 1枚目:ペガサス・エアラインズに引き渡されたエアバスA321neo型機「機体記号:TC-RDK」
© Airbus
ペガサス・エアラインズに引き渡されたエアバスA321neo型機「機体記号:TC-RDK」

エアバスは2023年12月27日、フランス・トゥールーズに新設したA320neoファミリー最終組立工場(FAL:Final Assembly Line)で、初めてとなる完成機の引き渡しを行ったと発表しました。同工場での完成初号機となったのは、トルコ・ペガサス・エアラインズに引き渡されたエアバスA321neo型機「機体記号:TC-RDK」です。同日中にトルコのイスタンブールにあるサビハ・ギョクチェン国際空港へフェリーされています。

新設されたFALは、2021年に製造を終了したエアバスA380-800型機のFAL施設「ジャンリュック・ラガルデール(Jean-Luc Lagardère)」を活用。元A380用施設は、A320neoファミリーの中でも胴体が長いA321neoの製造に対応しており、主にA321neoの最終組立を行う計画です。

エアバスは、このフランス・トゥールーズに新設した施設と、ドイツ・ハンブルク、アメリカ・モビール、中国・天津の世界4か所のFALでA320neoファミリーの製造を続け、2026年に月産75機生産という目標を達成するとしています。

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