急拡大のカナダLCC、“空飛ぶオオヤマネコ“リンクスエアが運航終了

急拡大のカナダLCC、“空飛ぶオオヤマネコ“リンクスエアが運航終了

ニュース画像 1枚目:バンクーバー国際空港 2022年7月22日撮影 C-FULH ボーイング737-8-MAX リンクスエア
© FlyTeam bentriderさん
バンクーバー国際空港 2022年7月22日撮影 C-FULH ボーイング737-8-MAX リンクスエア

カナダのLCC・リンクスエアは、2024年2月26日未明(現地時間)をもって運航終了しました。

同社は近年、運航コストの上昇、燃料価格の高騰などにより経営状況が悪化。他社との合併も含め、さまざまな経営状況の改善策を講じていましたが、2月22日にカナダの会社債権者調整法(CCAA)に基づく債権者保護を申請。全便の運航を停止することを発表していました。

「Lynx(オオヤマネコ)」の名を持つ同社は2022年4月に運航開始。2024年2月時点で全9機の737-8MAXを保有し、カナダ国内線およびアメリカ・メキシコへの国際線計45路線に急拡大していました。営業最終便はトロント発カルガリー行きのY9130便、使用機材はボーイング737-8MAX型機「機体番号:C-FULH」で、カルガリーには2時18分に到着しています。

運航停止を受け、航空券の払い戻しや他社による振り替えも実施。このうちウエストジェット航空は、2月29日(木)までの予約で、リンクスエアが運航していた路線に割引運賃を適用することを発表しています。

ニュースURL
メニューを開く