エアバスは、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製PW1100Gエンジンを搭載したエアバスA321XLRについて、欧州航空安全機関(EASA)が型式証明を発行したと発表しました。2024年7月に型式証明を獲得したCFMI社製 LEAP-1Aエンジンを搭載する仕様に続くもので、A321XLRの全エンジン仕様の型式証明が出揃っています。
A321XLRは、A321シリーズの中でも最も航続距離が長い機体で、最長約8,700km、約10時間連続しての飛行が可能。搭載エンジンは、LEAP-1AとPW1100Gの2種類が選択でき、導入する航空会社によってエンジン仕様が異なります。LEAP-1Aエンジンを搭載したA321XLRは、2024年11月から商業運航を開始しており、現在はイベリア航空、エア・リンガスの2社が運用中。日系航空会社では、ピーチ・アビエーションが導入を決定しています。PW1100G仕様の機体については、カンタス航空、フロンティア航空などが導入する予定です。