ラオス国営航空は、2025年3月30日に中国商用飛機(COMAC)C909型機「機体記号:RDPL-34229」を受領しました。翌31日には拠点のヴィエンチャン・ワットタイ国際空港に到着しています。
「RDPL-34229」の座席構成は、エコノミークラスのみの全90席仕様。機体には、ラオス国営航空の通常塗装をベースに、機体尾部に紺色のラインが追加されたデザインがなされています。同機は営業運航に向けた準備をヴィエンチャンにて実施した後に路線運航に投入される予定。当面はラオス国内線で運用される予定ですが、将来的には国際線にも投入するとしています。
C909はCOMACが初めて開発した70~90席のリージョナルジェット機。当初は「ARJ21」の名称で開発・製造されていましたが、2024年に現在の名称に変更されました。ローンチカスタマーは成都航空で、主に中国国際航空や中国南方航空など、中国系キャリアが運航。中国国外に輸出されたのは、インドネシアのトランスヌサ・アヴィエーション・マンディリが初めてで、今回のラオス国営航空は2例目となります。