スリランカ航空は2025年6月4日、公式XにてエアバスA330-200型機「機体記号:4R-ALT」を受領する様子を公開しました。到着時に、放水アーチによる出迎えが行われた様子などがポストされています。
同社が受領したA330-200「4R-ALT」は、2011年11月に「PK-GPN」としてガルーダ・インドネシア航空へ納入。2022年7月に同社での運航を終了し、「HL8512」として韓国のフライカンウォンへ移籍。11月から同社初のA330として運用されました。しかしフライカンウォンはコロナ禍の影響で経営が悪化し、2023年5月に全便の運航を終了。「HL8512」も9月をもって退役しており、同機は「フライカンウォン」のブランド名で唯一導入されたA330-200です。
スリランカ航空は、現在10機のA330-200を運用中。このうち「4R-ALT」以外には、ワンワールド塗装機である「4R-ALH」と通常塗装の「4R-ALS」の2機が中古機で、残りの7機はいずれも新造機です。同社は成田線にA330-200を投入していることから、「4R-ALT」が使用される可能性も。数奇な経歴を持つ同機の、今後の飛来に注目です。
A graceful arrival, a proud moment!
— SriLankan Airlines (@flysrilankan) June 4, 2025
We proudly welcome the newest member of our fleet – the Airbus A330-200, 4R-ALT.
She's here to elevate your journey across the skies.#SriLankanAirlines #iflysrilankan pic.twitter.com/DzL1FR8lNk