エンブラエルは2025年7月17日、ポルトガル空軍に3機目となるKC-390「ミレニアム」輸送機を納入しました。これにあわせて、飛行試験が始まったばかりの同国向けA-29N「スーパーツカーノ」軽攻撃機との編隊飛行も披露されました。
ポルトガル政府は2019年にKC-390を5機導入する契約を締結し、2025年6月には1機を追加発注。これにより、導入予定機数は計6機となっています。KC-390は最大26トンの貨物を搭載できる中型輸送機で、医療搬送、空挺降下、空中給油、消防、捜索救難など、幅広い任務に対応可能です。
また、ポルトガル空軍が導入を予定しているA-29N「スーパーツカーノ」は、戦術支援、訓練、偵察などに対応する多用途の軽攻撃機で、計12機が導入される予定です。