アメリカ空軍は2012年9月15日、大使ら4人が殺害されたリビアからC-17グローブマスターIIIを使って、36人を緊急に救出したと発表しました。このC-17はイリノイ州スコット空軍基地の第618航空宇宙オペレーションセンター(給油機輸送機コントロールセンター)の指揮下にありました。
救出された人たちは、9月12日中に医療処置のためドイツのラムシュタイン空軍基地へ運ばれ、14日にオバマ大統領、クリントン国務長官、パネッタ国防長官らが待つ、メリーランド州アンドリュース統合基地へ到着しました。
618AOC(TACC)は救出作戦の承認が取れるや、東南アジアへ物資を輸送する予定のサウスカロライナ州チャールストン統合基地第437空輸航空団(437AW)のC-17を選択し、医療チームとともにリビアへ急行させました。搭乗員はワシントン州ルイス・マッコード統合基地の第446空輸航空団(446AW)の予備役、医療チームはラムシュタイン空軍基地所属など、多くの協力が迅速な作戦を可能にしたとしています。