航空局、ソラシドエアを厳重注意 機長の航空日誌署名忘れ

航空局、ソラシドエアを厳重注意 機長の航空日誌署名忘れ

国土交通省航空局は2012年10月16日、ソラシドエア(スカイネットアジア航空)に対し、厳重注意を行いました。

ソラシドエアが運航した2012年9月12日の羽田発宮崎行きSNJ61便で、機長が運航終了後に搭載用の航空日誌へ署名を失念、後続の羽田発宮崎行きSNJ64便を運航。その後に署名の失念を認識したものの、整備士に代理署名を行い、9月14日まで11便を機長の署名なしでこの機材を運航したため。

航空局では、この事案は航空法58条に定める航空日誌の項目に抵触するほか、代筆そのものも大きな問題と指摘。また、スカイネットアジアでは過去にも機長、確認整備士が搭載用の航空日誌に署名を行っていない事案により厳重注意を受けており、こうした署名忘れが6回、発生しているとも指摘しています。

航空局ではこの事態を受けて、厳重注意に対しての改善措置を10月30日までに文書で報告するように求めています。また、ソラシドエアは「安全は経営方針の最重要課題であり、航空輸送の原点であることを改めて肝に銘じ、再発防止と信頼回復に努めてまいる所存です」と発表しています。

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