BAEシステムズは2012年10月5日、ウォートン工場の最終組み立てラインで、タイフーン・トランシェ3 初号機の胴体結合作業が近く開始されると発表しました。
タイフーン・トランシェ3(BS116)初号機の胴体を構成する3つの主要コンポーネントは、レーザー・トラッカーとコンピューター・ジャッキを備えた自動アライメント装置を使用して結合されます。全長15メートルのタイフーンですが、マッチ棒の厚みほどの狂いもないとのことです。
2009年5月に生産契約されたタイフーン・トランシェ3は、コンフォーマル燃料タンクの装備が可能で、AESAレーダーやその後のアップデートに対応できるよう発電容量や冷却能力、高速データネットワーク能力などがアップされています。ヨーロッパの開発パートナー国向けに合計112機が生産され、そのうち40機がイギリス空軍向けです。来年からのデリバリーが予定されています。