動態保存のバルカン、飛行は2013年が見納め

動態保存のバルカン、飛行は2013年が見納め

イギリスでアブロ・バルカン爆撃機「XH558」を動態保存している団体「バルカン・トゥー・ザ・スカイ・トラスト」は、2012年10月12日に同機の飛行は来年が最後になるとの見通しを発表しました。

同団体は2007年からXH558のレストアを開始し、60ヶ所で1000万人以上、エリザベス女王戴冠75周年の2012シーズンだけでも300万人以上に勇姿を見せてきました。

しかし、機体寿命が尽きかけており今後安全に飛行するためには、主翼の改修に20万ポンド、ホイールの新造に7万ポンド以上必要で、エンジンについてはスペアもなく2014年以降は維持が不可能と見ています。

同団体の最高責任者ロバート・プレミング博士は「2013年が6年間のすばらしい飛行の最後となる。そして来年のショー・シーズンに整備を間に合わせるためにも、年末までに40万ポンドの寄付が必要」との見通しを語っています。

寄付をすると機体に名前を入れたり、パーツを受け取る特典があるそうです。詳しくはバルカン・トゥー・ザ・スカイ・トラストのウェブサイトを参照ください。

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