松島、三沢、浜松、新田原のT-2からウランを発見 障害等の影響はなし

松島、三沢、浜松、新田原のT-2からウランを発見 障害等の影響はなし

原子力規制委員会は2012年12月14日、防衛省から核燃料物質が全国の自衛隊基地など4ヶ所で発見されたと発表しました。発見された核燃料物質により、自衛隊員、一般の方の放射線障害の恐れ、外部への放射性物質の影響はないとしています。

いずれもウラン合金が発見されたもので、青森県三沢市の三沢航空科学館のある三沢市大空ひろばでは約459g、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地で約459g、静岡県浜松市の航空自衛隊浜松基地と浜松広報館で約918g、および実習教場、宮崎県児湯郡新富町の航空自衛隊新田原基地で約459g、ウラン量で最大約2.3Kgです。

すでに全機が退役している航空自衛隊のT-2練習機のモータ部品に劣化ウランが含まれていることを関東航空計器が防衛省に報告。これを受けて11月に調査したところ、該当する部品を発見。いずれも金属製の容器に入れ遮へい、三沢航空科学館の該当部品は三沢基地に移し、いずれも各自衛隊基地内の倉庫で保管しています。

原子力規制委員会では、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律にもとづき、使用承認申請の手続きを要請、今後も適切な管理を行うよう求めました。

メニューを開く