ロールス・ロイスは2013年2月7日、ヨーロッパ航空安全局(EASA)からA350 XWBに搭載するトレントXWBエンジンの型式証明の認可を受けたと発表しました。型式証明により、EASAからA350 XWBに装着するエンジンとして耐空性の各種要件を満たしたこととなり、エンジン開発では大きなマイルストーンとなります。また、2013年に予定されているA350 XWBの初フライトに向けた弾みともなります。
このトレント XWBエンジンは、2012年2月からA380のテスト機に搭載し、試験飛行を続けてきました。2010年から開発がスタートし、これまでに3,100時間以上稼動。
テストはカナダの寒冷地、アラブ首長国連邦の酷暑、アメリカでは高高度と横風のテストを行い、スペインでは耐久性、イギリスでは性能試験と各地で展開。各種の要件もクリアしての型式証明となります。ロールス・ロイスは「今年後半にも予定されているA350 XWBの初飛行が楽しみ」とコメントしています。