バッテリー問題で2013年1月16日以降、787の運航が停止されていますが、2月2日のエア・インディア、2月7日には中国南方航空にデリバリー前の787がそれぞれフライト、そしてボーイングはアメリカ連邦航空局(FAA)へ申請していたテストフライトの認可を受けたと発表しました。
エア・インディアのフライトはデリーからムンバイへフライト、整備を行うためとウォール・ストリート・ジャーナルが伝えています。また、中国南方航空の「B-2727」は中国南方航空へデリバリーされる前の特別塗装機。Flightawareによると、フォートワース・ミーチャムからペインフィールドへのフライトで、この機材のフライトの目的は不明です。ただ、バッテリー問題の調査とは関係のないフライトでした。
ボーイングは2月7日付けで、申請していたテストフライトについて、FAAからテスト機「ZA005」、機体記号(レジ)「N787FT」を使うことで認可を得たとしています。目的は、調査中のバッテリー関連で追加のデータを提供するため、実機による飛行を行うことです。
ボーイングはテストフライトは実際の航空会社の運航とは異なる状況にあるとしつつも、787による今回のテストフライトは安全なものであるとコメントしています。試験飛行ではフライト前にバッテリーを調査するほか、飛行中にバッテリー関連のメッセージを総ざらいします。