オーストリア航空、2013年は黒字に 機材更新など順調に進む

オーストリア航空、2013年は黒字に 機材更新など順調に進む

オーストリア航空は2012年から競争力の強化、利益体質への改善を目的とした再建計画に着手しています。この代表的な施策が2012年7月1日から運航を子会社のチロリアン・エアウェイズに移行し、運航効率を改善していますが2013年も引き続き、運航関連で施策を予定しています。

また、ヨーロッパ域内の機材を統一しており、すでに737シリーズの売却先が決まり、2013年4月末までにA320が7機体制となります。現在、737-800を2機保有していますが、こちらは順次、退役し、新たな運航会社へ引き渡します。

また、長距離路線に投入する767-300ER、777-200ERの機材リニューアルは2012年10月から進めていますが、2013年9月には終了します。現在までに777が2機、767が1機、計3機のリニューアルが終了しており、顧客向けサービスの拡充につなげます。

こうした施策でオーストリア航空は2013年は黒字化する見込みとしています。なお、2012年1月から12月の旅客数は1150万人で前年から1.8%増。供給座席キロは4.0%減ですが、搭乗率は77.5%と3.8%改善しました。

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