ANA、JALの787の改修完了 国土交通省も営業運航の再開を認可

ANA、JALの787の改修完了 国土交通省も営業運航の再開を認可

全日空(ANA)、日本航空(JAL)は2013年5月23日、国土交通省に787のバッテリー改修、確認飛行が完了したと報告しました。これを受け、国土交通省も787による営業運航の再開を認めました。

ANAでは5月26日から羽田/新千歳線に787を臨時便を5便運航し、6月1日から定期便での営業運航を再開。JALは6月1日から、成田発着のボストン線、サンディエゴ線に投入します。

787の運航再開では、日本では独自の安全確認を国土交通省が求めたことから、回収作業後の確認飛行、乗務員の慣熟飛行を実施し、国土交通省は副大臣、政務官をこの訓練飛行に搭乗させるといった対応を行ったとしています。

ANAは17機の787を保有。4月27日に「JA809A」と「JA810A」を改修、4月28日に「JA810A」で確認飛行をスタート。高松空港に緊急着陸した「JA804A」は5月16日に改修作業を終了し、確認飛行を実施。また、4月28日から5月23日までの慣熟飛行で186便を運航しました。

JALは7機の787を保有。4月27日に「JA825J」から改修作業に着手、5月13日の「JA826J」でこの作業は完了。ボストンで発火した「JA829J」も5月15日に確認作業を行い、成田へ帰還しています。また、5月4日から5月24日までの慣熟飛行で307便を運航しました。

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