全日空(ANA)、日本航空(JAL)は2013年6月1日、定期便で787の投入を再開します。定期便再開の初便はANAが羽田発フランクフルト行きNH203便、JALは羽田発シンガポール行きJL035便で、いずれも定刻は羽田1時の出発です。
787の運航再開がアメリカ連邦航空局(FAA)で認められて以降、ANAとJALは日本独自の対策として、確認飛行と慣熟飛行を実施し、機体の安全性を確認。国土交通省も行政当局として副大臣、政務官を搭乗させ、安全性をアピールしました。また、両社のウェブサイトで情報公開を行うといった体制もとっています。
ANA、JALとも今後も787を導入する予定で、787-8と787-9を合計した発注分でANAが66機、JALは45機。ただ、JALはA350の発注も噂され、どこまでこの新機材に頼るのかも注目されるところ。いずれにしろ、今後の主力機材の再開となるだけに、今後は安全な飛行が機体されます。
なお、両社の6月1日の787の運航路線は以下の通りです。
■787の定期便投入路線
<ANA>国際線のみ
羽田/フランクフルト:デイリー運航 (運航再開)
羽田/北京線:デイリー運航 (運航再開)
羽田/台北・松山線:デイリー運航 (新規運航)
成田/北京線:デイリー運航 (新規運航)
成田/サンノゼ線:週5便・運航再開
<JAL>
成田/ボストン線:デイリー運航
成田/サンディエゴ線:デイリー運航
成田/シンガポール線:デイリー運航(1日2便)
羽田/シンガポール線:デイリー運航
羽田/北京線:デイリー運航