航空機メーカー、アントノフは2013年5月31日、67周年を迎えたと発表しました。アントノフは特にこの1年、進行中の開発プログラムでAn-148に注力しているとしています。
このAn-148プログラムのうち、An-148-100Eは航続距離が4400キロに延伸された機体3機をアンガラ・エアラインズにデリバリーしました。この機体は航続距離に加え、シベリアの気候条件に対応できるようドアの仕様の改善、空力の向上が加えられたものです。
また、ロシア非常事態省向けにAn-148-100EMを開発、デリバリー。この機材は専門の医療機器の搭載や輸送用の改良が加えられています。ロシアにはさらにAn-148EAのバージョンもデリバリー済み。民間では北朝鮮の高麗航空に初のAn-148をデリバリーしています。
また、An-148の派生系で、An-158、An-178を手がけています。このうち、An-178は軍民の輸送目的に開発。軍用には80名ほどの空挺部隊が搭乗できる仕様で、民間機としては3,800キロほどの航続距離の貨物仕様を目指しています。
このため、引き続きロシア、インド、中国、イラン、キューバ、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカへ向けての販売も強化するとしています。