運輸安全委員会は2013年6月27日、四国航空の機体記号(レジ)「JA6522」、ユーロコプターAS350B3が香川県東かがわ市で不時着後炎上し大破した事故について報告書をまとめました。
火災事故の発火源を特定するには至らなかったものの、後部荷物室のストロボライト・パワーサプライに床下から接続する配線から出火しており、この配線がほとんど保護されていなかったため、荷物に延焼した可能性を指摘しています。このため、ユーロコプターはこの配線の保護板を設置する設計変更が行い、2013年1月にヨーロッパ航空安全局(EASA)から承認されています。
運輸安全委員会は、この事故調査の結果を踏まえ、AS350の火災事故の再発防止のため、EASAに対して、後方荷物室内にある電気装備品、これに接続する配線が十分保護されるような改修の義務化などを勧告しました。