MRJの最終組立工場を新設へ 名古屋小牧空港の隣接地が最有力か

MRJの最終組立工場を新設へ 名古屋小牧空港の隣接地が最有力か

三菱航空機は名古屋小牧空港に隣接する小牧南工場横に、最終組立工場の用地を取得したいとの考えです。現在は交渉中のため確定的ではないとしているものの、有力とみられます。この用地は愛知県が誘致しているもので、三菱重工業が機体を製造します。

三菱航空機は開発中のMRJの初号機の納入を2017年第2四半期に延期しましたが、量産立ち上げを前倒しする意向。最終組立工場は2016年ごろの稼働をめざしています。

この組立工場については、延期した期間に準備を整え、量産立ち上げの前倒しを目指します。設備、パーツ組立などの習熟を深め、月産の生産機数を加速する手を打つ考え。当初は月産0.5機程度からはじまるものの、時期は明示していませんが、月5機や7機の生産レートを早期に達成する準備行う計画です。

最終組立工場が名古屋小牧空港に隣接するエリアとなると、ボーイングのペインフィールドやボーイング・フィールド、エアバスのツールーズやハンブルク工場などと同様に新造機を撮影するスポットとなりそうです。

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