日本・フィリピン航空当局間協議、オープンスカイなど輸送力拡大を議論

日本・フィリピン航空当局間協議、オープンスカイなど輸送力拡大を議論

航空局は2013年9月11日から9月13日、東京で日本・フィリピン航空当局間協議を開催すると発表しました。議題は輸送力の拡大で、オープンスカイも含めた話し合いを行います。

この件ではセブ・パシフィック航空がオープンスカイを求める声明を既に発表しています。これ以外にもフィリピン側の格安航空会社(LCC)で乗り入れを求めており、オープンスカイの実現が期待されるところ。日本側では前回の2008年の航空協議でもオープンスカイを提案しているため、フィリピン側の状況次第とみています。

オープンスカイが締結された場合、フィリピン側の航空会社の就航は1社ごとに航空局が安全基準を審査、就航の可否を判断します。アメリカではフィリピンについて、航空機の安全面で「カテゴリー2」の国に指定しており、路線の新設はできませんが、こうした点では日本では就航の申請は可能ですが、航空局の安全基準に従った審査が1社ごとに行われます。

現在の日本/フィリピン間の旅客便は日本側が成田/マニラ線で日本航空(JAL)が週14便、全日空(ANA)が週7便。フィリピン側はフィリピン航空とセブ・パシフィック航空が成田、関西、名古屋、福岡に就航。フィリピン航空はマニラ発着の成田線、関西線、中部(セントレア)線を週7便、福岡線を週5便、成田/セブ線を週5便、セブ・パシフィック航空が関西/マニラ線を週3便で運航しています。なお、ジェットスターは以遠権を使用しているため、この航空交渉の対象外です。

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