イギリス空軍で最後まで残っていたVC10のうちの1機「ZA147」が、2013年9月25日、ブライズノートン基地からブランティングソープ飛行場へ、ファイナル・フライトを実施しました。
VC10は1962年に初飛行したイギリス製のジェット旅客機で、短い滑走路でも運用できる特徴がありました。また、スピードも速く、ロンドン/ニューヨーク間をコンコルド以外の旅客機で、最も速く飛行した記録もあります。旅客機として引退後もイギリス空軍で空中給油/輸送機として活躍し、47年間運用されました。
ファイナル・フライトの機長を務めたポール・スミス大尉は「最初にVC10へのステップを上ったのは24歳の新米でした。もうすぐ52歳になります。VC10はよく働いてくれました」と語っています。
VC10を装備していた第101飛行隊(No.101 Sqn)は、最も新しい空中給油/輸送機ボイジャーへ機種転換します。