国内航空会社18社、中堅は既存顧客の流出、LCCは早期の黒字化が注目

国内航空会社18社、中堅は既存顧客の流出、LCCは早期の黒字化が注目

帝国データバンクは2013年9月27日、格安航空会社(LCC)が就航した2012年度の国内航空会社を対象にした経営実態調査を発表しました。日本航空(JAL)、全日空(ANA)を除く中堅・新興の航空会社18社が対象です。

調査概要では、2014年には春秋航空日本も就航し、いっそうLCCが地方都市の顧客開拓を狙い、競争が激化する中で、価格競争や新路線の拡大を通じた市場の奪い合いにより既存の会社は顧客の流出の懸念、LCCは運航品質や安全面を維持しつつ早期の黒字化が注目点としています。

この調査まとめによると、LCCを除く15社中12社が「増収」。また、損益では判明している17社のうちエアージャパン、ピーチ、エアアジア・ジャパン、北海道エアシステムの4社が当期純損失を計上。発表していないものの、ジェットスター・ジャパンも大幅赤字と見られています。ただし、琉球エアーコミューター、天草エアラインも黒字を計上、リージョナルエアラインで奮闘しているようです。

なお、収入順では1位がジャルエクスプレスの1175億円、2位がスカイマークの859億円、3位がAIRDOの452億円です。調査対象は文中の会社に加え、ジェイエア、ソラシドエア(スカイネットアジア航空)、日本エアコミューター、スターフライヤー、ANAウイングス、エアージャパン、アイベックスエアラインズ、オリエンタルエアブリッジ。

詳しいまとめは帝国データバンクのウェブサイト、PDFを参照ください。

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