ボーイング、777Xの優位性アピール 主翼は複合材で71メートル【動画】

ボーイング、777Xの優位性アピール 主翼は複合材で71メートル【動画】

ボーイングはドバイ・エアショーで、 777Xを積極的にアピールしています。777Xは正式な開発発表でルフトハンザドイツ航空の34機に加え、エミレーツ航空が150機、エティハド航空が25機、カタール航空が50機、合計259機の発注、コミットメント獲得と記録的なローンチとなったことを受け、改めてこれまでの航空機開発でも優れた低燃費の機材になるとしています。

特に、ライバル機と比べ777Xは12%の燃費効率が良い点が特徴。これは787でノウハウを蓄積した新しい炭素繊維の複合翼で、空力を大幅に改善。さらに、現在の777-300ERより長い主翼となる233フィート(約71メートル)となります。この長い主翼を採用しても、現在の空港ゲートを改修なく使用することが出来るとしています。また、エンジンはGEアビエーションが開発を進めているGE9Xが大きく燃費向上に貢献します。

777Xは777-300ERの設計思想に基づきつつ、787で採用した多くの先進的な技術を採り入れた機体となります。777-9Xは400席以上で、航続距離は8,200海里、15,185キロメートル、777-8Xは350席以上で、航続距離は9,300海里、17,220キロメートルをめざしています。

なお、コックピット、フライトコントロールのシステムなどは787で新たに採用した技術も取り入れる予定ですが、この分野は開発に着手した段階としています。また、客室については客室内により多くの光を取り込むようにするなど、窓の位置、サイズを変更する予定です。

なお、777Xの初号機引き渡しは、2020年を予定しています。


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