ボーイングとサーブは2013年12月6日、アメリカ空軍のT-38練習機の後継機(T-X)計画に関する共同開発契約(JDA : Joint Development Agreement)を結んだと発表しました。
JDAによりボーイングが主契約社、サーブが第1パートナーとしてT-Xの設計・開発・生産・サポート・販売・マーケティングを実施します。
T-X計画は、アメリカ空軍の次の40年を見据えた戦闘機パイロット訓練システム開発で、約350機の練習機と地上トレーニングシステムなどが採用されます。ボーイングとサーブが組んで何を提案するかは一言も触れられていませんが、当然サーブのグリペンを提案するものとみられます。
これまでアレニア・アエルマッキとゼネラル・ダイナミックスがチームを組んでM-346、韓国航空宇宙産業(KAI)とロッキード・マーティンがT-50、BAEシステムズとノースロップ・グラマンがホークをT-Xに提案する準備を進めています。
T-Xは最近では数少ない大プロジェクトですが、純粋なアメリカ機がないところも最近の流れかもしれません。